備蓄
最近は冷凍食品もおいしくなってきたし、肉や魚は生で食べない限り冷凍して保存しておいたら便利。パンやごはんも冷凍したりしてるし。
某電器メーカー(でんきの「き」の字でどこだかわかる^^;;;)は、各家庭で利用する冷凍食品の量が一昔前より多くなっていることに着目して、冷凍室を大きくした冷蔵庫を売り出してますが(amazonで買う→http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BD3B98/qid=1152004310/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/503-6682119-0126312 など。 ニュースリリース→http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050905-1/jn050905-1.html)、いい着眼点だと思います。
スーパーで冷凍食品や肉・魚が安売りしてたら迷わず買って冷凍したりしてるので、冷凍室はパンパンにふくれています。
冷蔵庫に負担がかかることによる電気代や、解凍時・調理時の加熱コストを考えると、はたして得なのかどうかわからんところですが、ま、いつでも材料買いに走らずに食べ物をつくれるという利点と、もうひとつ、災害時の備蓄になりますよね。
阪神大震災の経験でナーバスになっているのでみんな、「電気もガスも水道もダウンしてしまったら、生や冷凍の食品は調理できないし腐ってしまう。すぐに食べられるものを備蓄しないと」と思うかもしれませんが、大震災ほどすべてのライフラインがダウンする確率よりも(確かにゼロではないですが)、それよりもう少し被害の少ない災害にあう確率の方がはるかに高いわけです。大震災時の大阪、三田、京都の方々は覚えてらっしゃると思いますが、被災地にどんどん食料が運び込まれる一方で、周辺で物資が急激に不足するという予想外の事態が起こったりしました。
災害の中心部ではとんでもないことが起こっているだけに、その周辺でもなんらかの影響を受けることは間違いないわけです。特に、東海、東南海、南海地震が同時、または時間的に近接して発生した場合、間接被害はほぼ日本の半分以上の地域に及ぶのではないかと考えられますよね。
災害の中心でない地域がいかに被災地の助けになるか、あるいは「迷惑をかけないか」ということも大切ですし、もちろん、間接の影響で数日間飢えてしまう、ってことも避けたいです。
とりあえず、最悪の事態を考えた備蓄としては、缶詰、ビンやペットボトル飲料類、そして、パンやごはんの冷凍...これは自然解凍した時点でちゃんと食べられますよね。次に、最悪でない事態のため、電気やガスや水道が通じていてしかし食料が不足するという事態に備えて、各種インスタント食品などとともに、いろんな食材を冷凍しておくというのもいいでしょう。
風呂水の汲み置き、なんてなのも、ふだん洗濯用水として残しておく習慣をつけておけばいいでしょうね。
災害への備え、とかいって特別なことなんて絶対できないのです。日々の生活で精一杯ですから。となると日々の生活でいざというときに備える方法を考えるのがセカンドベスト。私はインドア派なんですが、アウトドア用品が災害時に非常に役に立ちますので、そういう趣味をあえて持つ、ということもいいことじゃないかと思います。